リハビリの管理

理学療法と作業療法

DMDの患者さんは、一生を通じて、様々な種類のリハビリを受ける必要があります。これらのうち多くは、理学療法士と作業療法士によるリハビリですが、リハビリの専門家、装具の専門家、車いすなどの椅子を製作する人など、多くの人々の支援が必要になるかもしれません。整形外科医も関わるかもしれません。

筋肉の進展性と関節拘縮の管理が、リハビリ管理の鍵です。

ストレッチの目的は、機能の保持と快適さの維持です。ストレッチのプログラムは理学療法士によって定期的に管理されるでしょうが、家族によって日常的に行われる必要があります。

DMDでは、様々な要因で、関節が固くなったり拘縮したりします。筋肉があまり使われなくなったり、色々な姿勢をとらなくなることや、関節の周りの筋肉がバランスを失う(一方の筋肉が他方の筋肉より弱くなる)ことによって、筋肉の伸び縮みが少なくなることも含まれます。様々な関節の可動域を、左右対称に十分に保つことが重要です。このことは、最善の機能を維持し、関節の変形の進行を予防し、圧力による皮膚のトラブルを防ぐことにつながります。