診断

診断時のケア

主治医がデュシェンヌ型筋ジストロフィー(以下「DMD」)を疑った時は、正確な診断を行うことがとても重要になります。この時点でのケアの目的は、できるだけ早く正確な診断を行うことです。早く診断することができれば、ご家族はDMDの全般的な経過についての説明、遺伝カウンセリングを受けることができ、治療の選択肢を知ることができます。また、お子さんに合ったケアが適切に始められ、ご家族は継続的な支援と教育を受けられるようになります。DMDの診断は、お子さんを身体の状態を評価でき、検査を適切に開始して検査結果を正しく解釈できる、神経筋疾患の専門医が理想的です。多くの場合、遺伝カウンセラーも、診断後のご家族の継続的なフォローアップや支援を手助けします。

覚えておきたい重要なアドバイス

  1. 診断を受けることは、ご家族と主治医とでお子さんの治療計画を立てるための重要なステップです。
  2. 主治医は、CK値の検査結果だけでDMDと診断することはできません。お子さんのCK値が高かったとき、遺伝子検査を行って診断を確定させる必要があります。
  3. あなた方は決して一人ではありません。質問や相談事があれば、主治医に話してください。必要に応じて、遺伝カウンセラーにも相談してください。
  4. サポートグループや患者会などに連絡をとることも、あなた方の救いとなるかもしれません。