筋肉の伸展性と関節拘縮の管理

  • あなたを担当する理学療法士が、関節拘縮を管理する重要な役割を果たします。地域の理学療法士からリハビリを受け、4か月ごとに専門の理学療法士にもバックアップを受けるのが理想的です。ストレッチは毎週少なくとも4-6回行われるべきであり、日々の日課として行われるのが良いでしょう。
  • 関節の拘縮の進行を抑えるための効果的なストレッチは、理学療法士があなたに見せるように、ストレッチ、装具固定、立位保持を含む様々なテクニックが必要かもしれません。
  • 足首、膝、臀部の定期的なストレッチは重要です。その後、上肢、特に指、手首、肘、肩の定期的なストレッチが必要になります。患者さんの身体の状態によっては、他の部位のストレッチも必要かもしれません。
  • 装具(足首ankle-foot orthoses or AFOs)は夜間、足首の拘縮をコントロールするために使われることがあります。これらの装具は、オーダーメイドである必要があり、在庫から入手するものではありません。歩行不能後は、日中に装具を使用する方が良いかもしれませんが、歩行可能な児には日中の装具使用は薦められません。
  • 長下肢装具(膝ー足首ー足までをカバーする装具)は歩行がとても難しいまたは不可能になったときに有効かもしれません。長下肢装具は関節の固定、歩行機能の維持、側彎進行の抑制に有効なことがあります。
  • 立位訓練(立位フレームまたは立位装置のついた電動椅子を使った訓練)は歩行が不可能になった後に薦められます。
  • 手の装具
  • 歩行可能期間を延長させるため、場合によっては手術療法も勧められる可能性があります。しかし、この方法は個人に限られるべきです。その他の方法に関するより詳しい情報は、メインの資料をご覧ください。